研究課題/領域番号 |
25370364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
寺田 元一 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90188681)
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研究協力者 |
シュテンガー ゲアハルト ナント大学, 文学人文学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ディドロ / 『生理学要綱』 / ハラー / 生理学 / 間テクスト的読解 / 典拠 / ストア主義 / 『セネカ論』 / 間テクスト性 / 『両インド史』 / モンペリエ学派 / 唯物論 / 植民地主義 / 啓蒙 |
研究成果の概要 |
『生理学要綱』において、生理学者Hallerからの影響、とりわけ『生理学初歩』の第二仏訳版(1769)の影響が決定的であることを世界で初めて示した。それ以外に従来知られていなかった典拠、例えば、生理学者Larocheの著作などを発見した。ディドロの発生観については、後成説的解釈が主流だが、『要綱』においては、むしろHallerのそれに近い、後成説的変異を認める胚種先在説に移行したことを明確にした。『要綱』結論部の道徳は、17世紀人文主義者Heinsiusの影響を留めており、その小論「ストア哲学讃」(新発見)が、『要綱』と『セネカ論』を結び、晩年のディドロ哲学の統一的解釈に通じることを解明した。
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