研究課題/領域番号 |
25370375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
須藤 温子 (香田温子 / 須藤 温子(香田温子)) 日本大学, 芸術学部, 准教授 (70531888)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | エリアス・カネッティ / ヴェーザ・カネッティ / 亡命 / 遺稿 / ユダヤ人 / 思想 / ドイツ語 / 表象 / 死 / 母語 / 自伝 / 遺稿研究 / キャラクター / ローベルト・ノイマン / 国際情報交換 ドイツ オーストリア スイス / チューリヒ図書館(スイス) / 『耳証人』 / 『雷光の中のパーティ』 / 17世紀イギリス |
研究成果の概要 |
本研究は、ノーベル文学賞受賞作家エリアス・カネッティの文学作品と思想を文学形式、権力論、人物描写の変遷からとらえなおし、これらの変遷と作家本人のユダヤ人としてのアイデンティティの関係を明らかにした。チューリヒ中央図書館にて遺稿・蔵書調査、娘のヨハンナ・カネッティとのインタビューを行い、①カネッティが伝統的な文学ジャンル「キャラクター」を念頭に膨大な人物描写を残した作家であったこと②亡命を余儀なくされたにもかかわらず、オーストリアの戦後の文化政策ではオーストリア作家として高い評価を受けたこと③コスモポリタンを自認し、ナショナリズムに否定的な態度が作品・思想全体に反映されていることを明らかにした。
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