研究課題/領域番号 |
25370395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大木 康 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70185213)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中国 / 近世 / 明清 / 音楽 / 歌唱 / 演劇 / 昆曲 |
研究成果の概要 |
中国の明末清初期にも、さまざまな場面で歌が歌われていた。歌が歌われるさまざまな場面の資料を収集した結果、明末の時期において、歌舞が行われる場面を描いた絵を見ると、それはたいがい女性によるそれであって、性別の偏りがあることが確認された。冒襄の『同人集』巻九に冒襄たちが、泰州の兪錦泉という人の家の女楽を聴いて作った詩が収められている。清に入ると、明代に盛んだった女楽は禁止されていたのである。兪錦泉の家を訪れて女楽を鑑賞した多くの人々は、多くは冒襄をはじめとする明の遺民たちであった。これらの人々は、女楽に、明王朝へのノスタルジーを感じ取っていたと思われるのである。
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