研究課題/領域番号 |
25370458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
柳田 賢二 東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (90241562)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ロシア語 / 言語接触 / 中央アジア / ウズベキスタン / 音韻論 / 音変化 / そり舌摩擦音 / リングァフランカ / クレオール |
研究成果の概要 |
ウズベキスタンでは欧州系ロシア語話者が減少しているが、彼らの子供たちは依然ロシア語で教える学校へ通い、ロシア語しか話さない。ロシア語単一話者のロシア語は、年が若いほど地元民族の人々が訛りと欧州語にない独特の統語規則で話すロシア語リングァフランカに似てくる。現在の学校ではロシア語単一話者の子供たちもロシア人と話すより現地民族の友達と話すことの方がはるかに多いからである。言語接触は単一言語話者の言語にも影響を与えるが、彼らの母語は、地元民族の人々の話すリングァフランカに似てくるのである。地元言語が旧権力語に影響を与えるのはこの過程を経てであり、両者が音韻的にも文法的にも似てくるのはそれ故である。
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