研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、極北のチュルク系小言語ドルガン語の形成について、20世紀初頭にトゥルハンスク地方の言語調査記録を残したK.M.ルチコフによる資料に基づき分析した。これらの資料を詳細に分析することで、形成期のドルガン語は、現代ドルガン語文語(標準語)とは少なからぬ差異を有し、その形成に関わった異系統言語との接触の痕跡をよく反映していたことが明らかになった。また、言語生態、即ち、「形成-発展-衰退-消滅の危機」に言語コミュニティの置かれた社会的政治的状況が及ぼす影響についても分析を進めた。
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Voprosy istorii i kul'tury severnyx stran i territorij
巻: 28 ページ: 23-34
Turk Dilleri Arastirmalari
巻: 24.1 ページ: 115-129
http://el.kobe-ccn.ac.jp/csel/