研究課題/領域番号 |
25370520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
佐藤 栄作 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80211275)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 文字 / 表記 / 夏目漱石 / 自筆原稿 / 書字行為 / 字体 / 文字表記研究 |
研究成果の概要 |
夏目漱石の自筆原稿の推敲、自筆原稿と活字本文の比較、活字本文間の比較などを通して、近代日本人の文字使用、語表記についての意識を考えた。理論上は、どの文字種を用いるかが最も上位で、どの字体を用いるかは下位のはずだが、必ずしもそう意識されていない。漱石は語形第一で、用字にこだわらない場合もあるが、読者は漱石の用字を過大視する。一方、現代人は、漢字を仮名に和らげることに甘いが、異体字を大きな違いだと感じる。ここには、結果として「漢字一字一字体」を推進してきた戦後の国語政策が影響していると考えられる。
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