研究課題
基盤研究(C)
言語起源をヒトの動作に求める説を支持するため、動作文法の可能性を探究してきた。ヒトの概略の動作を模型ロボットに模擬させ、関節からの他の関節、端点に対する運動使役をもとに、その動作立案を分析木の時系列に変換した。この木は書き換え規則体系によって生成されるが、それらの規則は正則型であることが判明した。正則文法はその複雑度が句構造文法より一レベル低いことが知られている。この動作文法によって生成される個々の終端連鎖は、文よりむしろ語と理解した方が良さそうである。今後は、これらの語が、実用目的を持つ動作全体の中で、どのように構成され文相当の語連鎖を形成するのか、意味論をも含めて、その機構の解明を行う。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
Biolinguistic Investigations on the Language Faculty
巻: -
Festschrift for Professor Keiichi Kodier---In Search of the Nature of Language---
巻: - ページ: 94-109
Abstracts for Biolinguistic Investigations on the Language Faculty
巻: ー ページ: 55-57
http://sucra.saitama-u.ac.jp/