研究課題/領域番号 |
25370568
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
毛利 史生 福岡大学, 人文学部, 教授 (40341490)
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研究分担者 |
Robert Cvitkovic (ROBERT Cvitkovic) 東海大学, 国際教育センター, 講師 (00412627)
鄭 磊 福岡大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40614475)
HOWE Stephen・Mark (HOWE S・M / Howe S・M) 福岡大学, 人文学部, 准教授 (90461491)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 定冠詞 / イオタ / 比較級構文 / 定性 / 複数性 / 畳語名詞 / L1転移 / 冠詞習得 / 尺度解釈の「も」 / L1のL2への影響 / 定性解釈 / 不変化詞 / 比較構文 / 程度 |
研究成果の概要 |
英語の冠詞、比較級構文など、英語学習者(大学生)の習得状況を調査し、学習者の英語レヴェルと個別現象の習熟度の相関関係、さらには、母国語の文法体系による外国語学習の影響や遅延に関して明らかにすることを試みた。まずは、英語の定冠詞の意味論上のイオタ演算子が日本語にも存在するのか否かの検証を行った。研究結果として、イオタ演算子が日本人の英語の中間文法に作用している積極的な証左を見出すことはできなかった。また、比較級構文においても、日本人英語学習者ならびに中国人英語学習者の習熟度パターンを調査した。英語文法学習に対する母国語の文法体系の影響が一部観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二言語習得に関しては、統語論研究を基軸とした研究が成果を出してきた。一方、意味論を絡めた第二言語習得研究はそう多くないと思われる。その点では、今回の研究は学術的意義があるものと思われる。英語の定冠詞の習得に関しては、L2学習者の母国語の機能範疇(DP)の特性から習得の影響や遅延に関して研究がなされてきたが、本研究では、機能範疇自体、さらには定冠詞の意味論上演算子であるイオタの存在を疑う研究報告を提示した。意味論的知見を盛り込まなければ実施できない研究であった。
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