研究課題
基盤研究(C)
本研究は江戸南端に隣接し、一部江戸町方に包摂される「品川宿村」を対象とし、江戸近郊における地帯構造の解明をめざした。主たる成果は下記のようである。①品川宿村の社会=空間について、とくに北品川の構造を解明した。そこでは宿駅としての北品川宿1~3丁目、歩行新宿1~3丁目のほか、数個の寺社門前町群を見いだした。②当該地帯のヘゲモニー主体として、a地方百姓の共同組織としての村、b食売旅籠屋の共同組織からなる有機的結合の存在を解明した。③歩行新宿における疑似遊廓的な様相とその特質を検討した。④南北品川宿や隣接部における都市下層社会の分厚い存在に注目し、悪党・無宿・ぶらんさんなどの特徴について解明した。
すべて 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 図書 (4件)
鎌ヶ谷市史研究
巻: 28 ページ: 1-25
和菓子
巻: 23 ページ: 7-21
思想
巻: 1084号 ページ: 29-45
両替商 銭屋佐兵衛
巻: 2 ページ: 3-47
歴史学研究
巻: 926号 ページ: 26-38
佐賀大学地域学歴史文化センター年報
巻: 別冊 ページ: 103-110
歴史評論
巻: 758 ページ: 44-60