研究課題/領域番号 |
25370783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
前村 佳幸 琉球大学, 教育学部, 准教授 (10452955)
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研究協力者 |
大川 昭典 元高知県立紙産業技術センター, 技術第2部長
柳原 敏昭 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30230270)
小島 浩之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (70334224)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 近世琉球の典籍と料紙 / 球陽外巻 / 遺老説伝 / 尚家本『遺老説伝』の校訂 / 伊波普猷文庫典籍の修復 / 線装本と新聞紙 / 遺老説伝と久米島 / 遺老説伝と宮古島 / 尚家文書 / 遺老説伝の校訂 / 遺老説伝の料紙 / 遺老説伝における史話史伝 / 遺老説伝における宮古島 / 近世琉球の青雁皮紙 / 近世琉球の統治と説話 / 『遺老説伝』の校訂 / 『遺老説伝』の訳注 / 古文書・典籍の修復と料紙調査 / 近世琉球の古文書・典籍の料紙調査 / 竹紙と青雁皮紙 / 琉球の説話 / 琉球の史話と史伝 / 宮古島の史話と史伝 / 近世琉球の典籍の修復 / 近世琉球の典籍の料紙調査 / 顕微鏡写真による料紙繊維の分析 / 和本の合紙としての新聞紙 / 竹紙 / 近世琉球士族の世代継承 / 和本の修復と料紙調査 / 竹紙を料紙とした琉球典籍 / 和本から摘出された新聞紙の保存処理と紙面調査 / 伊波普猷文庫『遺老説伝』四冊本の来歴 / 大正13年の新聞紙を利用した和本の装丁 / 『西部毎日』と地域的差異 / 史料としての『遺老説伝』 |
研究成果の概要 |
本研究は、18世紀前半に成立した琉球史書『球陽』の外巻とされる説話集『遺老説伝』について、現存する諸本の料紙に対する物質的調査を行いつつ、本文の校訂や内容の研究を並行して進めることにより、その史料としての特徴を多面的に明らかにするものである。そのために、伊波普猷文庫№14と宮良殿内文庫№26を修復した際に得られた試料(紙片)や資料(袋綴じ本文の内部に綴じられていた新聞紙、裏表紙の芯に使われていた反古紙)を分析し、料紙や装幀について所見を得た。さらに、尚家文書№1251を底本として全文の校訂を行い、史話史伝という観点から宮古島の旧記との比較検討を行うなどテクストの変容面についても明らかにした。
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