出土文献に基づく左伝学の再構築

• 研究課題/領域番号: 25370830
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: アジア史・アフリカ史
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 吉本 道雅 京都大学, 文学研究科, 教授 (70201069)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 左伝 / 国語 / 郭店楚簡 / 上博楚簡 / 清華簡 / 北大簡 / 淸華簡

研究成果の概要

戦国秦漢諸文献の春秋史に関わる記述につき、その内容に加えて使用言語を分析することで、それらにおける『左伝』受容の具体像を解明した。『上海博物館蔵戦国楚竹書』『清華大学蔵戦国竹簡』などの出土文献を素材に「前4世紀の言語」に特徴的な語彙・句法を摘出し、前4世紀の『左伝』と前3世紀以降の戦国秦漢文献の使用言語比較の参照に供した。

研究成果

• [雑誌論文] 『左伝』の予言 (2016)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅
  • 雑誌名: 京都大学文学部研究紀要 巻: 55 ページ: 1-60
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 『左伝』と春秋史 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅
  • 雑誌名: 京都大学文学部研究紀要 巻: 54 ページ: 1-76
• [雑誌論文] 国語成書考 (2014)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅
  • 雑誌名: 京都大学文学部研究紀要 巻: 53 ページ: 1-43
• [雑誌論文] （翻訳）Lothar von Falkenhaisen「江村治樹著 春秋戰国時代青銅貨幣の生成と展開」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅
  • 雑誌名: 東洋史研究 巻: 72-2 ページ: 139-148
  • 査読あり
• [学会発表] 『左伝』と春秋史 (2014)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅
  • 学会等名: 公開シンポジウム
  • 発表場所: 京都大学文学部
  • 年月日: 2014-12-18
• [学会発表] 読“満族文学源流及其発展”札記─以《紅羅女》的成立年代為中心─
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅
  • 学会等名: 近世東亜与満洲族文化
  • 発表場所: 高麗大学校民族文化研究院満洲学中心
  • 招待講演
• [図書] 中国史 上 古代-中世 (2016)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅（分担執筆）
  • 総ページ数: 284
  • 出版者: 昭和堂
• [図書] 中国古代史論叢 第八集 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉本道雅（共著。6名中の第1）
  • 総ページ数: 242
  • 出版者: 中国古代史論叢編集委員会
• [図書] 大中央胡里只契丹国 遙輦氏発祥地の点描 (2015)
  • 著者名/発表者名: 愛新覚羅烏拉煕春・吉本道雅
  • 総ページ数: 308
  • 出版者: 松香堂書店