研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ロシア革命後に亡命ロシア人が形成した「在外ロシア」世界とソ連社会主義体制との対立と相互浸透の諸相を、戦間期の国際都市ハルビンを中心に同時代の史料に基づいて実証的に考察した。その過程で、亡命ロシア人とソ連国籍者は政治的に激しく対立しながらも一定の共存関係にあったこと、亡命者と連国籍者の境界が固定的というよりもむしろ流動的であったこと、を明らかにした。
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人文学報
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