研究課題/領域番号 |
25370881
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
中井 義明 同志社大学, 文学部, 教授 (70278456)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 古代ギリシア史 / 過去の記憶 / ペルシア戦争 / スパルタ帝国 / アテナイ帝国 / 歴史と記憶 / 記憶と政治 / 記憶の可塑性 / 古代ギリシア / スパルタの覇権 / アテナイ帝国の遺産 / 記憶の共有 / 帝国の記憶 / 歴史化 / 記憶の構築 / アテナイ / スパルタ / ペルシア / ギリシアの自由 / 海上覇権の再構築 / ケラメイコス / 墓 / 帝国 / 記憶 / 前5世紀 / アマゾノマキア / テセウス / アクロポリス / マラトン |
研究成果の概要 |
古代ギリシア人は墓や彫像、碑文や歴史、弁論などを記憶の場として活用していた。ペルシア戦争の記憶はマラトンの塚や祭典、記念柱や碑文に残していた。その実例としてマラトンにある記念柱や塚、アゴラ博物館にある碑文、スパルタにあるレオニダス廟や「レオニダス像」に見たのである。ペロポネソス戦争後のスパルタ帝国の記憶をアゴラに残されていた「ラケダイモン人の墓」に見、それがアテナイという異国に建設され、アテナイが敵国人の墓を破壊せずに残した意味を検証した。さらに民主政復活後のアテナイがアテナイ帝国の遺産を継承し活用していく過程を各地民主派への顕彰碑文や弁論に繰り返される言説を見ることで確認したのである。
|