研究課題
基盤研究(C)
モスクワ、ペテルブルクの文書調査により、研究代表者はモスクワ最大の茶商人家系であるボトキン家の帳簿を発見し、1830年代から1850年代の茶の流通構造を具体的に知ることができた。他の茶商人に関する帳簿や事業記録はほとんど残っていないが、モスクワ市の課税・保険史料など間接的な分析材料が存在することも明らかにした。以上の調査から、ロシア帝国の茶貿易従事者にはロシア商人だけでなくドイツ系・ユダヤ系・タタール系商人などの民族的・宗派的多様性があること、貿易仲介業者の国際性が判明した。またキャフタ茶貿易委員会記録から工場主と茶貿易業者の利益が共通し、露清貿易における輸出入業者の共通利益も明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 5件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Sever(セーヴェル)
巻: 32 ページ: 217-220
新しい歴史学のために
巻: 286 ページ: 33-47
社会経済史学
巻: 81-2 ページ: 138-140
110009986737
近世史サマーフォーラム2012の記録 アジアを行き交う人びとと国家―多様な歴史学の選択―
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http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/74/0007302/profile.html