研究課題
基盤研究(C)
本研究は米国植民地支配の公共プロジェクトに着目し、その「寛容さ」に内在する矛盾が、被支配者であるフィリピン人エリート層を媒介にして、被支配者層である大衆には否定的に作用する逆説を解明した。その結果、米国が唱道する自由に共鳴するエリート層が、大衆に対しては、自由に振る舞うように強制する暴力的構造が明らかとなる。すなわち、植民地支配とは支配者対被支配者という二者間の権力関係ではなく、支配する側と支配される側の間に立つエリート層を媒介にして、大衆に否定的に作用する権力関係であることが浮かび上がる。
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