研究課題
基盤研究(C)
本研究では、何よりもまず『弔いの文化史-日本人の鎮魂の形』(2015年)を刊行し、研究成果を社会に向けて幅広く発信できたと考える。本書および本研究では、第1に、弔いに関するこれまでの歴史民俗学的研究を踏まえて、弔いの作法の歴史的な変遷を分析し、“弔いの民俗史”を考察した。第2に、遺影がプライベートな領域からパブリックな領域へと展開する軌跡から構成される“遺影の故人史”から “弔いの文化史”を明らかにした。第3に、念仏踊り・盆踊りは生者と死霊が成長・成熟するための共同の営みだとする、折口信夫の民俗芸能論に依拠して“弔いの芸能史”を構想し、弔いの作法を探究した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
文化/批評
巻: 冬季臨時増刊号
日本学報
巻: 35
川村編『弔いの形をめぐる歴史民俗学的研究』
巻: 臨時増刊号 ページ: 3-178
現代思想
巻: 40-14 ページ: 64-76
岩波講座 日本の思想 身と心
巻: 5 ページ: 265-292