研究課題
基盤研究(C)
欧州の博物館等の所蔵する旧植民地(特に島嶼)の莫大な蒐集品を形成した「島を徹底的に標本化する」活動を研究対象とした。関連資料とともに、ボローニャ大学およびモンペリエ大学のコレクションを調査した。所蔵品を植民地主義に対する認識を深めるために活用する方法についても検討した。関連して、1990年にニューカレドニアおよびパリで開催された展覧会「翡翠と真珠」(独立派のリーダーで前年に暗殺されたジャン=マリー・チバウが関わった企画)を調査した。これは先住民のカナク人の文化を印象づけた画期的な企画であった。欧州の所蔵品による日本での展覧会の可能性も探ったが、諸般の事情により実現には至らなかった。
すべて 2016 2014
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なし
巻: なし