研究課題/領域番号 |
25380253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
栗田 啓子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (80170083)
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研究分担者 |
松野尾 裕 愛媛大学, 教育学部, 教授 (30239058)
生垣 琴絵 小樽商科大学, 教育開発センター, 学術研究員 (90646093)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 経済思想史 / 日本 / 女性 / 経済学教育 / 女性経済学者 / 家庭経済学 / 市民教育 |
研究成果の概要 |
第1に、1918年に開始された女子高等教育における経済学教育について、以下の3点の歴史的意義を確認した。(1)教養教育の一環として近代社会における女性の自立を支える社会理解の提供、(2)家庭生活を合理的に運営する能力の開発、(3)高度職業人としての女性の育成。 第2に、1922年に東京女子高等師範学校で「家事経済」の講義を始めた松平友子が日本初の女性経済学者であることを発掘し、彼女を起点とする家政学部における経済学の現代に至る系譜を明らかにした。また、竹中恵美子による労働経済学は、家事労働という無償労働と労働市場の関連を明らかにし、男性とは異なった視点が新たな経済学を構築する可能性を示した。
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