研究課題
基盤研究(C)
本研究は、カンボジア金融機関の経営効率性と総要素生産性(TFP)上昇の決定要因を回帰分析した最初の研究である。本研究は、2006年から2013年までの8年間の主要27金融機関のパネルデータを利用し、包絡分析法(DEA)と2段階のブートストラップ推定法による回帰分析を行った。実証結果によれば、①大規模金融機関は経営効率性が高く経営安定度が高いこと、②外資系金融機関は地場金融機関より経営効率は低いがTFPの上昇には差がないこと、③ソルベンシー・リスクの高い金融機関は短期的には全要素生産性の上昇が高いこと、④業務内容の多角化が進んだ金融機関の方が効率性とTFPの上昇が大きいこと、が明らかになった。
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