研究課題/領域番号 |
25380343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
服部 圭介 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (50411385)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 貿易政策 / 環境政策 / 寡占市場 / 情報・期待 / 情報操作 / 国際貿易 / 寡占 |
研究成果の概要 |
本研究課題の研究成果として、2本の論文を国際査読雑誌に掲載させることができた。一つ目の論文(Hattori and Yoshikawa, Journal of Economics 2016)では、競争する企業群が同時に共有資源を保有しているような状況における、企業参入の厚生効果を明らかにした。また二つ目の論文(Hattori, Economic Modelling 2018)では、独占的な環境技術開発下における最適な環境政策を考察した。どちらの研究も、国際市場での競争における「商品イメージとしての情報」および環境政策に対して重要な政策的含意を持つものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は、例えば近年の米中の貿易戦争の中でみられるような、「特定の国の製品に対して消費者が抱くイメージ」という共有資源を当該国企業群が共有している状況において、どのような企業参入が厚生の観点から望ましいのかという問題を考える上で、重要な示唆を与えるものである。 また、競争する企業群による環境汚染の問題を考える上で、環境技術の開発とそれを促進させるような環境政策のデザインは、環境R&Dが加速する現代において、非常に重要なものであり、本研究課題は、どのような環境政策のポリシーミックスが、環境改善効果と技術開発促進効果があるのかを明らかにしたという意味で、重要な社会的意義を持つものである。
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