研究課題
基盤研究(C)
本研究は、次世代が追加的に負担しなければならない同化コストを考慮したうえで、様々な年金制度の下、未熟練労働者を海外から受け入れることによる原住者の厚生に対する影響について分析を行った。特に、報酬率固定方式の年金制度では、受入国が正の純便益を得ることが示された。これは、これまでの研究成果とは全く異なっている結果である。さらに、ベバリッジ方式に比べビスマルク方式で受け入れた方が、より緩やかな条件の下で、受入国の厚生を改善できることも示した。
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