財政金融政策の相互依存関係とその帰結に関する政治経済学的分析

• 研究課題/領域番号: 25380373
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 財政・公共経済
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 小西 秀樹 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50225471)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: デフレーション / 財政金融政策 / 政治経済学 / デフレ / 物価水準の財政理論 / 物価の財政理論 / 世代重複モデル / 高齢化 / 所得再分配

研究成果の概要

金融政策と財政政策の相互依存関係のもとで物価水準が決まってくるという「物価水準の財政理論(FTPL)」にもとづいて，なぜ最近の日本では大胆な金融緩和が実施され続けているにもかかわらず物価水準が上昇する明らかな兆しが見えてこないのかという問題を分析した．分析に当たっては，標準的なFTPLと異なり，世代重複モデルをベースとした動学モデルを構築し，国債発行を通じた世代間の政治的対立も考慮に入れた．そして，政治的には高齢化がその原因として考えられ，また財政当局の債務返済先送り体質が金融緩和の効果を減殺している点を明らかにした．

研究成果

• [学会発表] Aging and deflation from a fiscal perspective (2016)
  • 著者名/発表者名: Hideki Konishi
  • 学会等名: Western Economic Association International
  • 発表場所: Portland Hilton Towers
  • 年月日: 2016-07-01
  • 国際学会
• [学会発表] Aging and deflation from a fiscal perspective (2015)
  • 著者名/発表者名: 小西秀樹
  • 学会等名: 経済学研究会
  • 発表場所: 明海大学
  • 年月日: 2015-11-26
  • 招待講演
• [学会発表] Aging and deflation from a fiscal perspective (2015)
  • 著者名/発表者名: 小西秀樹
  • 学会等名: 国際マネジメント研究科研究セミナー
  • 発表場所: 横浜市立大学
  • 年月日: 2015-10-15
  • 招待講演
• [学会発表] Aging and deflation from a fiscal perspective (2015)
  • 著者名/発表者名: 小西秀樹
  • 学会等名: 六甲台財政・公共経済セミナー
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2015-09-25
  • 招待講演
• [学会発表] Aging and Deflation from a Fiscal Perspective (2014)
  • 著者名/発表者名: Hideki Konishi
  • 学会等名: International Institute of Public Finance
  • 発表場所: the Università della Svizzera italiana
  • 年月日: 2014-08-22
• [学会発表] Aging and Deflation from a Fiscal Perspective (2014)
  • 著者名/発表者名: Hideki Konishi
  • 学会等名: European Public Choice Society
  • 発表場所: Cambridge University, UK
  • 年月日: 2014-04-06
• [図書] 経済学で読み解く政府の行動：アベノミクスの政治経済学 (2017)
  • 著者名/発表者名: 井堀利宏，小西秀樹
  • 総ページ数: 300
  • 出版者: 木鐸社