研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、投資信託ファンドの株式銘柄構成・パフォーマンスについて、投資対象企業とファンドの属する金融グループとのビジネス上の関係がどのような影響を及ぼしているかを実証的に解明することにある。分析結果によれば、投資対象企業とファンドの金融グループとのビジネス上の関係は、特に影響を及ぼしていないという結果になった。他方、新規上場(IPO)に絞って分析すると、メインバンクの属する金融グループが主幹事を務めるIPOの場合、利害の対立仮説(質の悪い貸付先企業を上場させ、信用リスクを抑制する)に整合的であり、またIPO銘柄のグループ傘下の投信ファンドへの配分は非常に慎重であることが判明した。
すべて 2016
すべて 学会発表 (1件)