研究課題/領域番号 |
25380408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
渡邉 修士 日本大学, 経済学部, 教授 (20612542)
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研究分担者 |
澤田 充 日本大学, 経済学部, 教授 (10410672)
宮川 大介 一橋大学, 大学院国際企業戦略研究科, 准教授 (00734667)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | CDS(credit default swap) / 同時方程式 / トービットモデル / プレミアム / クレジットリンク債 / リスクプレミアム / premium / 需給 |
研究成果の概要 |
本研究では,信用リスク商品であるクレジット・デフォルト・スワップの価格の決定要因を,同時方程式トービットモデルを用いて分析した.推計結果は,米国の金融危機以前には銀行等金融機関の運用難により信用リスクに対するprotection(保証)の供給が増加すると,CDS価格が低下したことを示している.他方,金融危機後はprotectionを売却した業者側のリスクヘッジのための買戻しによる需要の急増から価格が急騰したことも明らかになった.CDS価格は金融危機の前後で乱高下しているが,こうしたprotectionの価格決定要因は,需要と供給の同時決定構造を考慮しなければ,正しく推計出来ないと考えられる.
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