研究課題
基盤研究(C)
機関投資家はアノマリーを活用して最終顧客に超過リターンをもたらすことが期待されている。我々は日本の株式市場を対象としてこの「洗練された機関投資家仮説」を検証した。我々の検証結果は仮説に対し非整合的であった。第一に、機関投資家の集計パフォーマンスは、CAPM及び一般的なマルチファクターモデルに対し正のアルファ値を生み出していない。第二に、機関投資家が各種「アノマリー」により超過リターンを生み出す銘柄群をオーバーウェイトする傾向があるかどうかを検証したが、大半のファクターについては、そのような安定した傾向が見られなかった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 2件)
証券経済学会年報
巻: 第49号 ページ: 83-98
40020184023
International Review of Finance
巻: Vol.14 ページ: 53-73