研究課題/領域番号 |
25380419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
長谷部 弘 東北大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (50164835)
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連携研究者 |
吉原 直樹 大妻女子大学, 社会情報学部, 教授 (40240345)
村山 良之 山形大学, 教育実践研究科, 教授 (10210072)
山内 太 京都産業大学, 経済学部, 教授 (70271856)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 治水 / 共同性 / 村落 / 上塩尻 / 信濃川 / 千曲川 / 村組 / 水害対策 / 河川災害 / 河川管理 / 村落社会 / 文献資料 / 西蒲原 / 西蒲原郡 / 越後平野 / 割地 / 揚水と排水 / 地域防災 / 災害史 / 川中島 / 共同体 / 地域社会 / 環境と人間 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本最長の河川である信濃川とその沿岸地域における近世期の治水と水害対処の制度と組織の実態を、災害甘受型村落社会組織として、社会経済史的に明らかにした。結果として、特に上流域(千曲川沿岸:上田市)と下流域(新潟市)の治水と水害対策を担った村落的共同組織について明らかにしえた。急勾配の水流域である上流域では水害が短期収束型だったために直接の水害当事者による治水と水害対策が行われた。それに対し、低勾配の水流域である下流域では水害が長期滞留型をとったため、水害治水と排水の組み合わせによる複雑なシステムが必要とされ、結果として多くの藩領に渡る村組と調整組織が治水と水害対策にあたったのである。
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