研究課題/領域番号 |
25380655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
金沢 佳子 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 人文公共学府特別研究員 (10631426)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 喪主身分 / 「おくやみ」欄 / 長男喪主 / 妻喪主 / 複数喪主 / 夫婦喪主 / 「家」観念 / 近代家族観 / 駆けつけ喪主 / 単独喪主 / 葬送 / 孫喪主 / 家族葬 / 閉じた葬儀 / おくやみ欄の機能 / 葬儀の意味 / 喪主の意義 / 密葬 / 合同葬 / 姉家督 / 総領相続 / 空き家 / 「家」の継承 / 家屋の相続 / 二人喪主 / 喪主・施主並立 / 対等性・平等性 |
研究成果の概要 |
新聞の「おくやみ」欄に掲載される喪主身分は、現代の家族構造と地域の変容を分析する格好の素材である。2007 年と2017年の地方紙から75 歳以上逝去の男性における喪主身分を調べたところ、長男喪主が5割以上を占めた。戦後、日本の家族は、直系家族制から夫婦家族制へ移行したと捉えられてきたが、葬礼は未だ「家」観念に基づいて行われているかに見える。だが、中部地方では「複数喪主」を立てる地域があり、寡婦と長男だけはなく、きょうだい同士、さらには「夫婦喪主」も存在する。「家」観念と近代家族観は拮抗することなく、喪主選定は個々の事情に応じて状況適応的になされていることが本調査を通して浮き彫りになった。
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