研究課題/領域番号 |
25380692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
中村 文哉 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (90305798)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ハンセン病問題 / 沖繩MTL / 青木恵哉 / 沖縄 / 愛楽園 / 癩予防法 / 服部團次郎 / ハンセン病 / 靑木惠哉 / 星塚敬愛園 / 日本MTL / 沖繩MTL相談所 / 沖繩MTL報告(書) / 國頭愛楽園 / 「癩予防法」 / 「癩予防二関スル法律」 / 沖縄愛楽園 / 沖縄MTL相談所 / 国頭愛楽園 / 沖繩愛楽園 / 三井報恩會 / 林文雄 |
研究成果の概要 |
沖繩縣立国頭愛楽園開園前後の歴史的経緯を実証的に示し、1931年に公布された「癩豫防法」と1938年11月の同園開園が沖縄社会及びハンセン病問題に与えた影響を考察し、愛楽園の社会的意義を示した。沖繩MTLは、1931年法を前提に会則を作成し、1931年法の有利を利用し、1907年法規定の病者保護を実施する独自路線をとった。療養所構築と病者保護を担う沖繩MTLの活動は、本土のそれと比して特異である。愛楽園開園により、重症者・困窮者は救済されたが、1931年法に基づく病型診断により、元気であるにも拘らず、収容を余儀なくされた病者も存在した点で、当時の沖縄の「癩豫防法」と療養所は両義性を孕んでいた。
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