研究課題
基盤研究(C)
第1子出産1年後の就業率は、25~30%程度であり、その後多くの女性が再就職する。女性の再就職には、親との同居や近居といった家族的要因のほかに、初職の職種が関連していた。事務職に就いていた人は、専門的職業や自営業だった人に比べて、再就職しにくい。また販売・サービス職の非正規雇用者として再就職した女性は、事務職の非正規雇用者として再就職した女性よりも、その後正規雇用者や自営業者になりにくい。以上より、出産・育児期からの継続的なキャリア形成のルートが限定的であることが、ポスト育児期の女性のワークライフバランスを困難にしているといえる。
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Meisei University Research Bulletin of Sociology
巻: 36 ページ: 25-39
月刊福祉
巻: 97 ページ: 54-55