研究課題/領域番号 |
25380723
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
高井 昌吏 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (20425101)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 工場体育 / ジェンダー / 社会運動 / バレーボール / スポーツ文化 / 労働運動 / 社会学 / スポーツ / 近代史 |
研究成果の概要 |
戦前期、日本の工場においてバレーボールは女子工員のレクリエーションスポーツとして普及した。バレーボールは、適度な運動として、女子工員が生産能率を上げるために導入されたものであり、日本では「女子に向いたスポーツ」とされていた。だが、呉海軍工廠バレーボールチームは、戦闘的で「男らしい」バレーボール文化を生み出し、全国の競技大会でも輝かしい成績をおさめていた。一方で、「男らしい」バレーボール文化の隆盛は、呉海軍工廠内での「労働運動の低調さ」ともパラレルな関係にあった。すなわち、そこには「男らしい」スポーツ文化と、支配階級に従順な労働者階級の文化が、同時に存在していたのである。
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