研究課題/領域番号 |
25380932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
佐藤 健二 徳島大学, 大学院総合科学研究部, 教授 (10318818)
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連携研究者 |
大平 英樹 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 教授 (90221837)
余語 真夫 同志社大学, 心理学部, 教授 (90247792)
河野 和明 東海学園大学, 人文学部, 教授 (30271381)
湯川 進太郎 筑波大学, 人間学群心理学類, 准教授 (60323234)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | トラウマ / 筆記 / 健康 / 高次認知機能 / 認知行動論 / 脳科学 / マインドフルネス / アクセプタンス / 距離化 / 脱中心化 / 外傷後ストレス反応 / 筆記開示 / 想定書簡法 / 心身健康 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,トラウマの筆記が心身の健康・高次認知機能増進に及ぼす影響について,認知行動・脳科学的観点から検討することであった。トラウマに関するネガティブな思考からの距離化(脱中心化)を促進するよう構造化された筆記条件が,自由筆記および統制条件と比べて,心身の健康,高次認知機能(ワーキング・メモリ),背外側前頭前皮質の脳血流量を有意に増大させたことは見出されなかった。しかし,関連の研究からは,脱中心化そのものは外傷後ストレス反応を低減させることが示唆された。したがって,脱中心化が確実に促進するような筆記の手続きの開発,その過程・結果の精緻な測定方法の検討が必要である。
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