研究課題/領域番号 |
25380933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
池田 望 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (00274944)
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研究分担者 |
大山 恭史 産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 主任研究員 (80356675)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アスペルガー症候群 / 社会的認知 / 神経認知 / テキストマイニング / 当事者視点 / 言語機能への依存 / 非論理性への対処困難 / 心の理論低下 / 内的帰属傾向 / 自閉症スペクトラム障害 |
研究成果の概要 |
本研究は青年期以降のアスペルガー症候群(AS)の社会的認知および神経認知特性と、社会不適応状況との関連を探り、併せて不適応状況に関する語りのテキストマイニングにより、当事者の視点から不適応状況の分析を試みた研究である。その結果、社会的認知および神経認知の特性を背景にした具体的な不適応状況との関連が類推可能であること、不適応状況はAS当事者の論理的でむしろ適切なReasoningの積み重ねによる対処が、定型発達者の言動に内在する状況依存性、好悪依存性、ナイーブ・シニシズム(Naive cynicism)といった、イロジカル(illogical)な問題に対応困難となる場合に生じることが示唆された。
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