研究課題/領域番号 |
25381251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
衣川 彰人 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80293728)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 書写 / 楷書 / 基本点画 / 用筆法 / 用筆 / 毛筆 |
研究成果の概要 |
漢字の点画を書く際の意識は、同じ点画でも硬筆と毛筆では捉え方が異なる。こうした意識は、点画の進行方向や形状が影響して差異が生まれている。 点画を書く際に見られる不具合は、個人の書き癖により起こるものではない。各点画の形姿などの特質と関係して、点画ごとに発生する現象に傾向性が見られる。そして、毛筆の用筆では、始筆部での用筆の重要性が確認された。始筆部での用筆上の問題が、その後の運筆に大きく影響する。特に送筆部を書いている際に、不具合が発生しやすい。こうした不具合の発生率は、点画を書く際に筆記用具を動かす方向と筆圧の変化の大小が関係していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漢字の基本点画を書く際の「書きやすさ」や「書きにくさ」といった意識は、どこから起こるのかを明らかにするとともに、実際に毛筆で書く際には、何が影響して適正・不適正な書き振りとなるのかについて探った。 小学校での国語科書写における、点画の書き方の指導の際に、本研究にて明らかになった問題点を踏まえた上で、点画への深い理解と筆使いについて指導を行うことにより、より適正な用筆法を効果的に学習することが出来るようにすることが可能となる。
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