研究課題/領域番号 |
25390133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
山内 宏樹 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 物質科学研究センター, 研究副主幹 (50367827)
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研究協力者 |
綿貫 竜太
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 磁気秩序 / 多極子秩序 / シャストリー・サザーランド格子 / 希土類化合物 / 中性子散乱 / 四極子秩序 / 八極子秩序 / モノクロメーター |
研究成果の概要 |
三つの逐次相転移を示す正方晶NdB4において未知の高温中間相(II相)の秩序変数を明らかにするために、中性子回折実験を行った。粉末回折の磁気散乱に対して群論的解析手法を適用し磁気構造を再構築した結果、II相で観測される磁気反射は、ab面内の静的磁気モーメントによる秩序構造を仮定することでよく説明でき、二つのノンコリニアな反強磁性構造の線形結合で一義的に決まることを明らかにした。この特異な磁気構造が実現する要因として、(1) 磁気相互作用の優位性を抑制する幾何学的フラストレーションの効果、(2) 四極子秩序と磁気構造を安定化させる四極子相互作用、の二つが重要であるとの結論を得た。
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