研究課題/領域番号 |
25400247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 放送大学 (2015-2016) 東京大学 (2013-2014) |
研究代表者 |
松井 哲男 放送大学, 教養学部, 教授 (00252528)
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研究分担者 |
藤井 宏次 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (10313173)
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研究協力者 |
渡邊 和弘 東京大学, 大学院総合文化研究科
山崎 加奈子 東京大学, 大学院理学系研究科
田谷 英俊 東京大学, 大学院理学系研究科
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高温ハドロン/クォーク物質 / クォーク閉じ込めの有効理論 / 高エネルギー重イオン衝突 / クォーク・グルーオンプラズマ / クォーク・ハドロン相転移 / クォークの有効模型 / PNJL模型 / QCD相図 / 相対論的原子核衝突 / カイラル相転移 / 非閉じ込め転移 / 高エネルギー原子核衝突 |
研究成果の概要 |
極限状態におけるハドロン相からクォーク相への転化の理論的記述を、カイラル対称性を内包した、クォーク閉じ込めの有効模型(PNJL模型)を用いて行った。高エネルギー原子核衝突で実現されるようなバリオン密度が小さい状況では、低温相はカイラル対称性の自発的破れにより発生する質量の小さいπ中間子やK中間子のボソン的熱励起によって満たされ、温度が上がると非閉じ込め転移によりクォークのフェルミオン的熱励起に変わることを示した。この時、π中間子やK中間子はクォークとその反粒子からなる集団運動として記述され、励起自由度のボソンからフェルミオンへの変化がどのように起こるかをエントロピーの変化に注目して記述した。
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