研究課題/領域番号 |
25400286
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
土手 昭伸 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (90450361)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | K中間子原子核 / ストレンジクォーク / ハドロン少数多体系 / 共鳴状態 / 結合チャネル / チャームクォーク / ストレンジネス核物理 / K-中間子原子核 / 少数系 / K-中間子原子核 |
研究成果の概要 |
ストレンジやチャームといった第2世代クォークをもつ中間子が束縛した原子核には、第1世代クォーク(アップ、ダウン)のみの普通の原子核にはない新奇な性質が期待される。中でも、ストレンジクォークをもつ反K中間子は陽子との間に強い引力が働くため、反K中間子原子核は通常原子核の数倍もの高密度状態を作る可能性がある。本課題では最も基本的な系“K-pp”(K-中間子と2つの陽子)を丁寧に調べた。共鳴状態・結合チャネル・波動関数といった重要な要素を全て同時に扱う、近似や仮定を極力排除した理論計算によって、この系の性質を解明した。その結果、確かに反K中間子原子核が高密度状態を形成し得ることを示した。
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