研究課題/領域番号 |
25400315
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
|
研究機関 | 日本大学 (2014-2015) 筑波大学 (2013) |
研究代表者 |
上岡 隼人 日本大学, 文理学部, 准教授 (40431671)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 光誘起相転移 / 超高速分光 / イメージング測定 / チタン酸化物 / マグネリ相 / THz測定 / 結晶成長 / 絶縁体-金属転移 / マグネリ相チタン酸化物 / Ti4O7 / 時間分解イメージング / THz分光 / 単結晶試料作成 / 酸化チタン / 時間分解測定 / 超短パルス / イメージング |
研究成果の概要 |
我々は、過渡反射分光法と過渡反射像を見る手法を通じて、マグネリ相チタン酸化物Ti4O7における光誘起相転移の過程を研究した。測定には系統的に作製した単結晶試料を用いている。この低温相および中間相における光励起で、誘起された高温相の成長が観測された。データの解析結果は、その成長が最初に電子格子相互作用で、次に音響フォノンという二段階で進むことを示している。この光誘起相転移現象は、金属相に敏感なTHz光の透過を用いた方法でも確認した。低温相を励起すると、直後に金属ドメインの生成に伴い透過光量が急減していた。透過光量の大きさと各寿命成分が励起光強度に非線形に依存した結果は、我々の解釈を裏付けている。
|