研究課題/領域番号 |
25400326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田中 慎一郎 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (00227141)
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研究分担者 |
丸山 隆浩 名城大学, 理工学部, 教授 (30282338)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 電子格子相互作用 / グラフェン / 角度分解光電子分光 / シンクロトロン放射光 / フォノン分散 / 間接遷移 / フォノン / グラファイト / カーボンナノマテリアル / コインシデンス分光 / 高分解能電子エネルギー損失分光 |
研究成果の概要 |
格子の集団振動であるフォノンによって電子が散乱され、別の電子状態に遷移することが電子格子相互作用の素過程である。本研究では、グラファイトおよびグラフェンにおいて、ブリルアンゾーンのK点付近にあるπ電子が、光とフォノンによって同時に散乱されΓ点付近に遷移する間接遷移過程を、高分解能角度分解光電子分光法を用いて世界で初めて観察した。この結果は、電子格子相互作用の素過程の本質であるマトリックスエレメントを直接的に検出した唯一の実験研究として重要である。また、光による励起プロセスもこの過程においては重要な役割を担っているため、理論研究によって光電子分光を定量的に評価する研究を行った。
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