研究課題/領域番号 |
25400355
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科 |
研究代表者 |
松浦 直人 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科, 中性子科学センター, 副主任研究員 (30376652)
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連携研究者 |
遠藤 仁 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (40447313)
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研究協力者 |
是枝 聡肇 立命館大学, 教授 (40323878)
Gehring Peter NIST Center for Neutron Research, Researcher
Xu Guangyong NIST Center for Neutron Research, Researcher
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 巨大応答 / 不均一構造 / 自己相似性 / フラクタル次元 / リラクサー強誘電体 / 中性子準弾性散乱 / 中性子小角散乱 / マイクロドメイン / スケーリング指数 |
研究成果の概要 |
本研究ではリラクサー強誘電体やマンガン酸化物などの巨大応答メカニズムを解明する為、これらの物質に共通に存在する不均一なナノドメインの空間・時間相関を中性子散乱により調べた。スケーリング指数による空間相関の評価より、不均一構造がもたらす適度な“すき間”が巨大応答を生み出す上で重要な役割を果たしていることを見いだした。また、MEM解析法より緩和モード分布を定量的に評価し、これまでに知られていないインコメンシュレートな揺らぎを見出した他、不均一相でのみ対称性の低いナノドメインの存在を明らかにした。均一相とは明らかに異なるナノドメインのこれらの性質は、巨大応答の重要な鍵となっていると考えられる。
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