研究課題/領域番号 |
25400381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
赤浜 裕一 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 教授 (90202522)
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研究協力者 |
中野 智志
杉本 隼之
水木 悠斗
宮本 椋介
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 金属水素 / 超高圧 / X線回折 / 固体水素III相 / 高圧ラマン散乱 / ダイヤモンドアンビルセル / 放射光 / 高圧科学 / 固体水素 / 高圧相 / X線構造解析 / 金属化 / ラマン散乱 / ダイヤモンドアンビル |
研究成果の概要 |
金属化が予言されている固体水素高圧相(III相)の結晶構造解析を目的に、放射光X線回折実験を100Kの低温で超高圧下200GPaまで行い、X線回折データの収集に成功した。得られた観測データから、III相では200GPaまで、水素分子の重心は依然としてhcp構造の格子点近傍にあること、またII-III相転移に伴って、格子定数のc/a比が減少することを明らかにした。この比の減少は、回転楕円体形状を持つ水素分子の回転の秩序化に伴って、分子軸がc軸と角度を成すことに起因する。さらに、300GPaまでのラマン散乱実験から、III相におけるhcp構造の低対称化は230GPa程で生じることが明らかになった。
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