研究課題/領域番号 |
25400400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松本 剛 京都大学, 理学研究科, 助教 (20346076)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 乱流理論 / 大規模流れ / 確率論的モデリング / 乱流の大規模構造 / ノイズ誘起転移 / ノイズによる転移 |
研究成果の概要 |
乱れた流れには、大きな空間規模、大きな時間規模に注目すると秩序的な構造が存在することがある。特に閉じた容器内の乱流には容器と同じ程度の大きさで循環する秩序流れが生じることがある。さらに、条件によっては、この循環流の向きが長時間維持された後にランダムに突然反対になることがある。この乱流中の大規模循環流の反転の仕組みの解明が本研究の目的である。 我々は、反転が生じる最も単純な2次元乱流系の高精度数値計算を通じて、この系のランダムな反転現象を良く記述する確率的モデルを構成した。この考察から、反転は、乱流に加えられた外力の揺らぎ、この揺らぎの平均的な長さと粘性が引き起こすことが判明した。
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