研究課題
基盤研究(C)
国内古~中生界の砕屑性ジルコン年代と世界の火成岩の年代(文献調査)から、後背地と日本列島形成過程を解明した。結果は次の通り。中部古生界はどれも中~新原生代ジルコンをもつ多峰型年代分布をなし、後背地はゴンドワナ大陸と解釈された。ペルム系はほぼペルム紀ジルコンのみを含み,大陸から分離した島弧環境を示唆する。その後の、上部ペルム系~中部ジュラ系は原生代ジルコンを含み、ペルム紀島弧の北東アジアへの癒合を示唆する。東北日本の下部白亜系は,古原生代のジルコンに乏しく韓半島の火成活動静穏期(158-110 Ma)のジルコンを多く含むため、日本の太平洋側の地質体は南下して南中国沿岸へ移動したと見られる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (27件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
Island Arc
巻: 22 号: 2 ページ: 227-241
10.1111/iar.12028
福井県立恐竜博物館紀要
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Memoir of the Fukui Prefectural Dinosaur Museum
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http://evaweb.u-toyama.ac.jp/html/517_ja.html