研究課題/領域番号 |
25400498
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
入月 俊明 島根大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (60262937)
|
研究分担者 |
野村 律夫 島根大学, 教育学部, 教授 (30144687)
廣瀬 孝太郎 神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 特命助教 (60596427)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 瀬戸内海 / 生態系 / 時系列変化 / 貝形虫 / 珪藻 / 有機汚濁 / 重金属汚染 / 高度経済成長期 / 貝形虫分析 / XRF分析 / CHNS元素分析 / 珪藻分析 / 燧灘 / 播磨灘 / 粒度分析 / 14C年代測定 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は瀬戸内海の各湾や灘において表層とコア堆積物を採取・分析し,主に近世以降の生態系と気候変動や人為的改変との関連を検討し,それらの変遷を復元することである. 結果として,調査海域である播磨灘,燧灘,周防灘,別府湾で,百年スケールの気候変動が生物生産に影響を与えてきたことが明らかになった.また,20世紀初頭から人為的改変が生態系に影響を与え始め,高度経済成長期には底生動物(主に微小甲殻類の貝形虫)の群集がいずれの海域でも,より富栄養化や貧酸素化に耐性のある群集へと大きく変化した.その後,重金属汚染や還元的な底質環境は解消されつつあるが,底生動物群集は以前のような群集に戻っていない.
|