研究課題
基盤研究(C)
岩石の間隙を濡らす水膜を介した反応や物質移動がどのように起こるかを調べるために,間隙が水で満たされた飽和状態と,不飽和状態の両方において,Berea砂岩に通水して元素の溶解量を比較した.水膜を介した溶解が十分に起これば,不飽和・飽和状態の溶解速度の差は生じないと予測されたが,実際には不飽和状態のSiの溶解速度は飽和状態の50%であった.このような溶解速度の差が生じない別の砂岩との比較から,水膜を介した溶解の起こりやすさには,間隙表面の粗さが大きく影響すると考えられる.
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岩石鉱物科学
巻: 44 号: 1 ページ: 45-51
10.2465/gkk.141214
130004793361