研究課題
基盤研究(C)
多段階で進行する化学反応の各段階の速さは物理化学の教科書に書かれている方法では正確に決定することができない。研究代表者は問題解決を目指して微分方程式を解く必要がないシンプルな速度解析法を新規に開発・確立した。新解析法を実験データ解析に応用し,電子励起原子の反応過程と消光過程の速度定数と分岐比,および振動励起分子の多段階緩和過程の速度定数の決定に成功した。さらに,振動エネルギー移動過程に関する一般則を導出するとともに振動励起分子の化学反応に対する加速効果を見出し,本研究で確立した新しい反応速度解析法の有用性と汎用性を実証した。
すべて 2016 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 5件) 図書 (7件) 備考 (4件)
Chemical Physics Letters
巻: 638 ページ: 227-232
10.1016/j.cplett.2015.08.058
Journal of Physical Chemistry A
巻: 118 号: 40 ページ: 9330-9337
10.1021/jp504912j
化学と工業
巻: 66 ページ: 811-813
化学と教育
巻: 12 ページ: 586-589
http://home.hiroshima-u.ac.jp/pchem/
http://home.hiroshima-u.ac.jp/kyam/pages/results/