研究課題
基盤研究(C)
本研究では、猛毒で危険なフッ素ガスを用いない安全かつ簡便なフッ素化反応を開発した。①入手容易なフッ化水素酸をヨードシルベンゼンと組み合わせるという単純な操作で、1,3-ジカルボニル化合物から含フッ素ジカルボニル化合物を簡便かつ安全に製造する方法を開発した。②フッ化水素酸/PhIO反応剤を用いるケトンのフッ素化反応を開発した。フッ素ガスを用いないケトンの直接的フッ素化はこれまで例がなく、有用なフッ素化技術として有用である。③ヨードベンゼンを触媒とする触媒的フッ素化反応を開発した。ヨードベンゼン触媒によるフッ素化反応は遷移金属を全く使用しないため、メタルフリーの画期的な触媒反応が達成できる。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 1件)
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