研究課題/領域番号 |
25410068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高橋 一志 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (60342953)
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連携研究者 |
持田 智行 神戸大学, 大学院理学研究科, 教授 (30280580)
太田 仁 神戸大学, 大学院理学研究科, 教授 (70194173)
森 初果 東京大学, 物性研究所, 教授 (00334342)
山本 薫 岡山理科大学, 大学院理学研究科, 准教授 (90321603)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | スピンクロスオーバー / 分子間相互作用 / 電子物性制御 / 協同性 / 機能性配位子 / 協同転移 / 複合機能性 / アニオン性錯体 / 弱配位子場 / 電子受容性配位子 / 銅(I)錯体 / 磁性 / 伝導性 / 誘電性 / 磁気転移 / 構造転移 |
研究成果の概要 |
温度・圧力・光などでスピン状態が変化するスピンクロスオーバー(SCO)錯体はスイッチング物質として近年注目を集めている。 SCOカチオンー磁性アニオン間にハロゲン結合相互作用を導入した複合機能性錯体を開発し、SCOにより常磁性ー反磁性を制御することに成功した。 同様なアプローチから、これまでに全く報告例のないN2O4とN3O3という配位ドナー原子の組み合わせからなる鉄(III)錯体がSCOを示すことを発見した。そのメカニズムを検討した結果、SCO錯体分子間のスピン状態の相関に対して等方的なクーロン力や分散力は寄与せず、πーπ相互作用のような異方的な相互作用が大きな影響を与えることが明らかとなった。
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