研究課題
基盤研究(C)
効率的な銀(I)メトキシドの発生法と、それを用いた銀(I)エノラート化合物の調製法について検討した結果、Hunig塩基を添加剤に用いると純度の高い銀(I)メトキシドと銀(I)エノラートが調製できる事を見出した。そこで、光学活性ホスフィンを銀(I)メトキシドの不斉配位子として用いて、キラル銀(I)エノラートを経由する触媒的マンニッヒ型反応を行ったところ、その生成物に高い不斉誘導が生じた。このキラル銀(I)エノラートの触媒的発生法を様々な求電子剤に応用する事によって、さらに不斉αーアミノ化反応と不斉アルドール反応を達成した。この触媒システムを利用した各種不斉反応の検討を現在行っている。
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