研究課題
基盤研究(C)
血糖値を連続的にモニターできる皮下埋め込み型デバイスの開発を目的とし,グルコースレセプター/レセプター感受性色素複合体を架橋点とするセミ相互侵入構造を持つオプティカルセンシングフィルムを構築した。このセンシングフィルムは,グルコースの濃度に応じてレセプターが競争的にグルコースと錯形成するのに伴い色素が解離しフィルムが色変化するが,架橋点の減少に伴うフィルムの膨潤により更なる架橋点の解離が促進され,グルコースに対する色変化応答が増幅される。構築したセンシングフィルムはグルコース濃度に応じて可逆的に膨潤・収縮し,生理的グルコース濃度範囲で約20%という大きな吸光度応答を示した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
BUNSEKI KAGAKU
巻: 62 ページ: 903-914
10031191837