研究成果の概要 |
テトラペプチド有する水溶性シクロファン(ホスト:CP-N3-LKLA-Fmoc)を合成した。同定はHPLC,MALDI-TOF-MS,1H-NMRで確認した。ホスト添加に伴ってゲスト(2,6-ANS)由来の蛍光強度が上昇したことから同ホストはゲストを捕捉できることが判った。またBenesi-Hildebrand解析からホスト-ゲストの結合定数(K=16,000/M-1)を算出した。 トリプシン分解後のFmoc-ALK-OHをHPLC,MALDI-TOF-MSで確認し経時に伴うゲストの蛍光強度の減少からゲストの放出が示唆された。反応速度の遅さを利用した徐放システムはDDSに有用であると考える。
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